中国共産党主義青年団上海委員会はこのほど、人力資源・社会保障局や民政局などと共同で、上海の若者を対象にした就職や恋愛に関する調査の結果を発表した。同市の8区・県で婚姻届を出した若者約1000人を対象に実施された同調査では、約8割のカップルの年齢差が3歳以内で、半数近くが交際1年以内で結婚していることが明らかになった。中国婦女報が報じた。
同調査では、結婚するカップルの年齢差は7-12歳で、ほとんどのケースが男性が年上だった。
中国では結婚相手に「社会的条件の釣り合い」が重視されるという文化があり、今の若者もそれを引き継いでいるようで、同調査では、学歴が釣り合っているケースが57.7%、職業が釣り合っているケースが36.8%だった。また、男女共に、「相手の理想の職業」で最も多かったのが、「政府機関の幹部職員」、「技術職」、「ホワイトカラー」だった。
また、回答者の45.2%が、交際開始から結婚までの期間は「1年以内」と答えた。相手と知り合った方法では、「知人の紹介」が53.6%でトップ。2位は、「学友、同級生、同僚」が36%だった。一方、「出会い系サイト、結婚紹介所」はわずか5.4%にとどまった。
結婚後の住居に関しては、69%が「夫婦二人で住む」と答え、20%が「夫の両親の家に住む」、2%が「妻の両親の家に住む」と答えた。また、「どちらかの両親を受け入れて、長期同居する」という回答も5%あった。結婚後、両親と同居するというケースは顕著に減少している。
その他、「離婚の増加は社会が進歩していることの表れ」という考えに関して、回答者の60%以上が、「そうは思わない」とし、健全な結婚観が保たれていることを示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月22日