テレビの前に陣取ってドラマ鑑賞にハマっていた昔と違い、今は、ストレスを解消するため移動端末でドラマを「イッキ見」する中国の若者が増える一方だ。新華網が伝えた。
2015年、「TVドラマ・フリーク」の激増にともない、「binge-watch=TVドラマのイッキ見」は、英コリンズ辞典の年間ホットワードに選ばれた。「binge-watch」は、コリンズ辞典で、「過去に放映されたシリーズのドラマを1話から最終話まで一気に観ること」と解説されている。
香港で研究職に従事している譚さん(25)は、平日は試薬開発業務に追われており、ドラマを観るのがストレス解消法のひとつになっている。「たいてい、寝る前や週末に(ドラマを)観る。週末は、日本のドラマを一気に観ることもある。SNSサイト『豆瓣』で評価の高いシリーズドラマが大好き。情報を集めたら一気に観る」と彼女は述べた。
浙江省杭州市で金融関係の仕事に就いている馮氏も「TVドラマのイッキ見」にハマっている。出張が多いため、移動中はタブレット端末でドラマを観て気分転換することが多いという。彼は、「ちょうど最近大ヒットした『琅琊榜』を観終わった。54話全てを観るのは大変だったが、内容は大変素晴らしかったので、鑑賞は止められなかった」と話した。