中国中車株式有限公司は3日、同社の投資により米国マサチューセッツ州スプリングフィールドに建設する同社初の米国製造拠点が着工し、これにより中国鉄道設備の米国現地での製造と技術輸出の幕が開いたことになる。同公司が4日に明らかにした。
これは中国高速鉄道メーカーが米国に製造拠点を建設した初めてのケースでもあり、また現時点では中国の先端設備市場にとって最もハードルの高い国際生産能力協力でもある。中国の鉄道設備産業は世界トップクラスの市場で製品の輸出モデルから、「製品、技術、資本、管理、サービス」などをカバーする総合的輸出モデルへの転換を実現しつつあるところだ。
スプリングフィールド工場には6千万ドル(約71億3940万円)が投資され、敷地面積は40エーカー(約16ヘクタール)、現地で生み出す雇用は150人分になるとみられる。ここで最初に製造されるのは、ボストン地下鉄レッドライン・オレンジラインの車両になる見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月6日