中国科学技術協会が3日に発表した情報によると、科学の精神を発揚し、学術的不正行為を撲滅し、学術論文発表の過程における科学道徳行為規範を改めて明確にするため、中国科学技術協会、中国教育部(省)、中国科学技術部(省)、国家衛生・計画出産委員会、中国科学院、中国工程院、国家自然科学基金委員会は「学術論文の5つの禁止事項」を共同作成し、このほど発表した。新華社が伝えた。
5つの禁止事項の内容は、以下の通り。
(1)第3者による論文代筆を禁じる
(2)第3者による論文代理提出を禁じる
(3)第3者による論文内容の修正を禁じる
(4)偽の査読者の情報の提供を禁じる
(5)論文署名規範の違反を禁じる。
「第3者」とは、筆者と掲載先以外のすべての機関・個人を指す。「論文代筆」とは、署名した筆者が自ら論文の執筆を終えず、他人に委託する行為を指す。「論文代理提出」とは、署名した筆者が自ら論文の提出、審査意見への回答といった全過程を終えず、他人に委託する行為を指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月4日