このほど出版されたネイチャー誌の特別企画冊子「ネイチャー・インデックス2015―グローバル編」によると、世界の高品質科学研究成果に対する中国の貢献は毎年拡大しており、中国トップクラスの6つの科学研究機関がグローバルトップ50入りした。そのうち中国科学院は1位の科学研究機関を維持し、化学、物理学、地球・環境科学を総なめにした。中国科学報が伝えた。
「ネイチャー・インデックス2015―グローバル編」は、2014年1月1日から12月31日の間に、世界一流の68種の科学誌に掲載された5万7501編を対象とする。Weighted Fractional Count(WFC)によると、中国の論文数は米国に次ぐ2位。中国のWFCに基づく論文数は2013年から2014年の間に16%増となり、その他のトップ5の国はいずれも減少した。
中国の論文数は東アジア・東南アジアの指数でトップになり、WFCに基づくと全体の2分の1を占めた。中国科学院は化学に世界一貢献している機関で、そのWFCに基づく論文数は2位のフランス国立科学研究センターの3倍となった。
ネイチャー・インデックスは2014年11月に初めて発表され、執筆者・執筆機構の世界一流の68種の科学誌の論文掲載状況を追跡している。これらの科学誌は、在職中の科学者による独立した審査チームによって選ばれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月19日