スイスの大手金融機関UBSが今年9月に発表した世界の主要71都市の物価と賃金に関する調査によると、有給休暇の取得日数が年に10日間以下の都市はわずか3都市しかない。その2つが中国の上海と北京だ。上海の有給休暇取得日数は平均7日間で、最も少なかった。北京も10日間で3番目に少ない。
労働力管理ソリューション大手のクロノスが行った調査によると、有給休暇が比較的多い国では仮病を使って休暇を申請する人は少ないが、有給休暇が少ない国では仮病を使う率が高い。「仮病で仕事を休んだことがある」と答えた人の割合は、フランスが16%、メキシコが38%だったのに対し、中国は71%と世界で最も高かった。
四川省はこのほど、省内21市・州の企業2750社を対象に行った「有給休暇制度」の実施状況に関する調査結果を発表した。それによると、同制度を全面的に実施していると答えた企業は約3割(825社)にとどまった。一方、約2割(550社)では同制度が全く行われていないことが分かった。 (提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版] 2015年12月17日