カメラを出して写真を撮影しようとしたところ、傍らに立つ例の美女に制止された。彼女は「饅頭を配っている人は十数人の善意ある人達で、彼らはただ少しだけ良い事をしたいと思っているだけで、大っぴらにはしたくないと考えている。なので写真も必要なければ、宣伝も必要ない」と語った。
饅頭を貰いにやってきた中年女性は取材に対し「彼らがこの活動をやり始めてからもうすぐ3年だ。ここの周辺に住む人達は皆知っている。以前は病院の病人や浮浪者、物乞い、70歳以上の高齢者に配っていた。現在は並びさえすれば皆貰える。1年365日、一日足りとも休むことはない。大みそかにも彼らが配布しているのを見るだろう」と語った。
周辺の他の店の店主である陳さんという女性は、名を残さない慈善活動を長くやり続けることに感動した。陳さんは「このように他の人の善意の心を支え、長くやり続けることは本当に生易しいことではない。彼らに学ばなければいけない」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月22日