北京市通州区南劉各荘村に有名なファームハウスがある。カナダの前首相・スティーヴン・ハーパーの夫人・ローリーン・ ハーパーやアロマ療法の専門家、各地からの旅行客が訪問している。カナダ人のダレン・ムーアさんとその妻・張萍さんは、ここで「オーガニック・アース」という会社を作り、100%天然成分の手作り石けんを製造している。人民日報が報じた。
1996年、通信企業・ベルシステムの社員だったムーアさんは中国山東省煙台市に指導員として派遣された。中国に来て2日目に、ムーアさんは張萍さんと出会い、短期滞在の予定が、これまで19年も中国で生活することになった。
「初め、石けんを作り始めたのは自分のだめだった」。99年、ムーアさん夫妻は、北京に移り仕事を始めた。しかし、アレルギー質だったムーアさんの肌は北京の乾燥した天気に適応できず、天然の原料で石けんを自分で作ることにした。その石けんを使い始めると、なんとアレルギーが治ってしまったという。