中国、「友誼勲章」を新設へ　卓越した貢献を果たした外国人が対象

国家勲章と国家栄誉称号法草案が21日、第12期全国人民代表大会常務委員会第18回会議第2回審議に提出され、中国に対して卓越した貢献を果たした外国人に授与される「友誼勲章」を新設することが規定された。国家主席は国の公式行事を開催し、外国の政界要人を含む受章者に直接友誼勲章を授与することができる。人民日報が伝えた。

草案の第1回審議案では、第3条で国家が「共和国勲章」を設立することが規定され、第15条で、条件に合致する外国人に国家勲章を授与できることが規定されていた。

法律委員会は検討の上、草案第15条を第3条第2項とし、「国家は『友誼勲章』を設立し、中国の社会主義現代化の建設や中国と外国の交流促進、世界平和の維持に卓越した貢献を果たした外国人に授与する」と修正することを提案した。

このほか、対外交流の需要をかんがみ、国家主席は国の公式行事を開催し、外国人に勲章を授与、あるいは直接勲章を授与することができる。これに関しては、「中華人民共和国主席は国の公式行事を開催し、外国の政界要人を含む受章者に直接『友誼勲章』を授与することができる」との規定が追加された。