中国人観光客の日本観光や爆買いが2015年のホットな話題になったが、中国観光に訪れる日本人観光客の数は低調のままだ。中日間の不公平な観光状況を打破するため、中国と日本の旅行代理店は何度か日本において、様々な形の中国観光説明会を開催してきた。1月16日、河北省の観光説明会が東京の銀座で開催され、会場を訪れた日本人旅行希望者のうち高齢層の人が95%以上を占めていた。
河北省の張家口市が2022年冬季五輪の開催都市になることがわかり、会場内の日本人旅行希望者の多くは河北観光に深い興味を抱いた。
主催側は「河北省の観光資源は豊富で、特に日本人旅行希望者は歴史的史跡に魅力を感じている。今回の旅行説明会の主な目的は日本人旅行希望者に対して河北旅行の魅力と新たな展開状況を説明することだ」と話す。主催側の日本のキャラバンツアー会社の王昕社長は「日本において北京はみな知っているが、北京から一歩離れた河北省がどんなところなのかあまり知られていない。多くの人が北京を訪れても河北省の魅力的な風景を逃している。それが非常に惜しい」と語る。
旅行業界関係者は「日本社会の高齢化が深刻になるに伴い、現在、海外旅行に出かける日本人の層は高齢者中心となっている。多くの日本の高齢者にはお金も時間もあることだ。同時に、豊富な経験を持つ高齢者らは割とじっくり中国の伝統文化や自然の景色を味わいたいと思っており、今回の観光説明会に参加した中で高齢層が中心だった要因になっている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年1月19日