小さなころから卓球のトレーニングを続けてきたある日本の少年を紹介する動画が、少し前にネット上で注目を集めた。この少年は2歳ごろからラケットを持ち、7歳で二球目攻撃をマスター、様々な訓練をこなし、周りを圧倒した。8歳からは日本の全国大会に出場するようになり、連勝を重ねた。彼は日本の「天才卓球少年」と呼ばれるようになった。銭江晩報が伝えた。
中国国家卓球チームの樊振東選手もこの少年の動画を見て、「このレベルなら、同じ年の頃の自分よりも優れている」と称賛したという。中国の卓球ファンたちは、「この天才少年がもし中国の少年選手と対戦したらどうなるのだろう?」と興味津々に語り合った。
日本では向かうところ敵なしとなった少年は、世界一の卓球強国である中国に目を向けた。こうして半月前、中日両国の少年による卓球対決が上海で実現した。
この少年は十数日前に上海を訪れ、短期トレーニングという名目で現地で有名な曹燕華卓球学校を訪問、同年代の中国の少年選手と勝負した。
少年の中国訪問に付き添った上海の関係者は取材に対し、「ネット有名人である彼には、我々も興味があり、全プロセスに同行した。少年はまず、宝山キャンパスで8回試合をしたが、結果は1勝7敗だった。虹口キャンパスでの成績はもっと悲惨だった」と語った。少年は2005年生まれで、今回対戦した中国の少年選手たちよりやや若かった。また、技術的な特徴にも大きな違いがあったという。