中国の習近平主席はまもなく、サウジアラビア、エジプト、イランを公式訪問する。今年初の外遊先は中東に集中した。習主席は近年、中国と中東および中国-アラブ関係について一連の重要な発言を行っている。これらは、中東の平和推進、中国と中東および中国-アラブ関係の発展促進にとって重要な意義を持つ。人民日報が伝えた。
(1)平等な生存と発展の権利
中東地域は戦火が繰り返され、今も動揺が続いている。平和を図り、安定を求め、発展を促すことは地域の国々共通の願いであり、政治的ルートを通じて紛争を解消することは各国の根本的利益に合致する戦略的選択だ。イスラエルを含む中東各国人民は平等な生存と発展の権利を享受すべきだ。
--2013年5月9日、イスラエルのネタニヤフ首相との会談にて
(2)湾岸地域の非核化を支持
湾岸地域・中東情勢は世界的な影響を及ぼす。地域の国々は湾岸地域の安全・安定維持の責任を共有している。中国はパレスチナの人々の正義の事業を一貫して支持しており、引き続き和解と対話を促す。湾岸地域の非核化を支持し、イラン核問題の長期的、全面的、適切な解決を引き続き積極的に促す。
--2014年3月13日、サウジアラビアのサルマン皇太子兼副首相兼国防相(当時)との会談にて
(3)シルクロード精神を発揚
中国とアラブの人々は、民族の尊厳と国家主権を守る闘争において互いに支持し合い、発展の道を模索し民族振興を実現する道において互いに助け合い、人的・文化的交流の深化、民族文化繁栄の事業において互いに参照し合う関係にある。
シルクロードの精神を発揚するためには、文明の相互参照を促進し、道の選択を尊重し、協力・ウィンウィンを堅持し、対話と平和を提唱しなければならない。
--2014年6月5日、中国-アラブ諸国協力フォーラム第6回閣僚会議開幕式にて