▽男女の人口比、男性が女性を大きく上回る
男女別の人口を見ると、男性は7億414万人、女性は6億7048万人。女性を100とした場合の男性の総人口は105.02。出生人口の男女比は男性が113.51となった。
▽生産年齢人口は487万人減少
年齢構造を見ると、満16歳以上、60歳未満の生産年齢人口は9億1096万人で、前年比487万人減、総人口の66.3%を占めた。60歳以上の人口は2億2200万人で総人口の16.1%を占めた。65歳以上の人口は1億4386万人で総人口の10.5%を占めた。
▽出生人口の男女比、第12次五カ年計画の目標は達成も依然として深刻
出生人口の男女比とは、一定の期間(通常は1年間)に生まれた人口の男女比で、一般的には女性を100とした場合の男性の割合を指す。国家人口発展の第12次五カ年計画では、女100に対して男115以下にまで引き下げるとの目標が打ち出された。中国が男女比に関する明確な目標を国家計画に組み込んだのはこれが初めて。第12次五カ年計画の最終年となった2015年の男女比は女100に対して男113.51で、目標は達成された。
▽中国の出生人口の男女比、30年間アンバランスが続く
世界的に正常とされる水準は、出生人口の男女比は女100に対して男103~107とされている。つまり、女の赤ちゃん100人に対し、男の赤ちゃんは103~107人生まれるということだ。2015年末の中国の出生人口の男女比は女100に対して男113.51と、世界水準を大幅に上回っている。