2016年1月20日  
 

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「一帯一路」の「張載命題」

人民網日本語版 2016年01月20日09:23

中国の古人は「天下の目をもって見るものは、則ち見えざるものなく、天下の耳をもって聴くものは、則ち聞こえざるものなく、天下の心をもって慮るものは、則ち知らざるなし」と語った。「一帯一路(1ベルト、1ロード)」イニシアティブは、開放と発展を堅持する中国の揺るぎない姿勢を示した。(文:王義桅・中国人民大学国際問題研究所所長、国際発展・戦略研究院及び重陽金融研究院研究員。人民日報海外版コラム望海楼掲載)

歴史上、東西両大文明はシルクロードを通じて結びつき、これは「オスマンの壁」によって断ち切られるまで続いた。その後、欧州は海洋に進出し、植民地化によってグローバル化を切り開き、シルクロードは衰退し、東洋文明は閉鎖・保守へと向かい、世界はいわゆる近代西洋中心の世界に入った。現在、「一帯一路」イニシアティブの提唱を受けて、東西両大文明の懸け橋であるアラブ文明、ペルシャ文明は新たな発展の光を迎えている。

中国とアラブ諸国の外交関係樹立60周年、イラン核問題の最終合意の本格的履行、欧米などの対イラン経済制裁の解除の際に、習主席はサウジアラビア、エジプト、イランを訪問する。「一帯一路」イニシアティブの下、中華文明とアラブ文明、ペルシャ文明は交流し、互いに参考にする。これはある意味において21世紀の「張載命題」を担っている。

(1)「平和・協力、開放・包摂、相互学習・参考、互恵・ウィンウィン」のシルクロード精神を発揚し、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係を切り開き、21世紀の人類共同価値システムを探り、中国とアラブ諸国の運命共同体を築く。

(2)アラブ諸国とイランが自らの国情に合った発展の道を歩むことを奨励し、関係国と進んだ、適した、雇用と環境保護にプラスの生産能力協力を展開し、関係国の工業化を支持し、中国とアラブ諸国の共同発展・繁栄を実現し、協力の成果が双方のより多くの人々に及ぶようにする。

(3)人類の永続的発展に着眼し、様々な文明、発展モデルの相互補完・共存を推進し、中華文明とアラブ文明、ペルシャ文明の交流と相互参考の素晴らしい将来を切り開く。


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