2016年1月26日  
 

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人民網日本語版>>経済

中国資産の空売り、長期的には奏功せず

人民網日本語版 2016年01月26日14:48

2015年の中国経済統計データが公表されたのに伴い、海外では、中国市場の下落を予想したり、空売りに走ったりする動きが強まっている。一部の海外の投機家は、「中国経済のハードランディングはほぼ避けられない」とし、人民元を含むアジア諸国の通貨の空売りを続ける方針を示している。専門家はこれについて、市場経済下での空売りの仕組みは、バブルを抑制して均衡価格を実現する役にも立つが、転換期の「産みの苦しみ」の時期にある中国に対して空売りをしかけるのは賢い判断ではないと指摘している。思考法が時代とともに変わっていない投機家が、中国経済の新旧の原動力の転換が進んでいる過渡期に軽々しく空売りに走っても、最終的には市場に淘汰されることになるだけだという。人民日報が伝えた。

▽土台:昔日の比にならない実力

生態学においては、「抵抗安定性」という概念がある。ある土地に生えた植物の種類が多く、数が多く、食物連鎖がしっかりとしているほど、外部の衝撃に対するその生態系の抵抗力は高くなるといった意味である。同じ道理で、あるエコノミーに含まれている産業の種類が多く、ボリュームが大きく、産業間の競争と協力の関係が安定しているほど、そのエコノミーに対する外部の衝撃の影響は小さくなると言える。

この角度から見れば、中国経済はすでに、うっそうと茂ったジャングルのように成長していると言える。1998年の中国大陸部のGDPはわずか8兆4883.7億元、貨物貿易の輸出入総額は2兆6800億元、全国の鉄道運行距離は6万6400kmに過ぎなかった。だが2015年までに、上述の指標は大幅に成長し、それぞれ67兆6708億元、24兆5900億元、12.1万kmに達した。全国の高速鉄道の運行距離は1.9万kmを超え、世界トップに立っている。

国務院発展研究センター経済研究部の張立群研究員は記者の取材に対し、改革開放から30年余りの急速な発展を経て、中国経済には豊かな物質的土台ができ、多くの重要製品の生産量と保有量は世界トップに立ち、経済をはかる多くの重要指標の数値は昔とは比べ物にならないと指摘する。


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