国家林業局野生動植物自然保護・自然保護区管理司のチーフエンジニアを務める厳旬氏は、同局が28日に開催した記者会見において、中国の自然保護区の面積は、米国に続き世界第2位であることを明らかにした。「中国の自然の神髄」と称えられる自然保護区について、厳氏は、「我が国の美しい森林や湿地は、どこに行けば見ることができるのか?そう思ったら、ぜひ自然保護区を訪れて欲しい」と話した。人民日報海外版が報じた。
60年近くに及ぶたゆまぬ努力を経て、中国には合理的に配置された様々なタイプと形態を備えた自然保護区システムを構築し、整った保護管理と法律執行システムを確立している。2014年末時点で、国内自然保護区は合計2729カ所、総面積は147万平方キロメートル、陸地国土面積の14.84%を占めている。このうち国家級自然保護区は428カ所、総面積は96万5200万平方キロメートル。
自然保護区は、生物多様性の保護の最も重要なメディアとなっている。中国国内には、約3500万ヘクタールの天然林、約2千ヘクタールの天然湿地や多数の砂漠緑化地があり、自然保護区に指定されている。そして陸域生態系タイプが90.5%、野生動物種が85%、高等植物群が65%、300種以上の重点保護野生動物、130種あまりの重点保護野生植物が保護の対象となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月29日