環球時報(電子版)によると、ロシアのプーチン大統領が野生に放したアムールトラが国境を越えて中国に入った問題について、中国政府は、黒竜江省の自然保護区内にいることが確認されたと発表した。
プーチン大統領は今年5月、極東のアムール州の自然保護区を訪問した際、リハビリテーション・センターが飼育していた3頭「ボーリャ」「イロナ」「クーチア」を野生に返す作業を手伝った。
ユダヤ自治州にいたクーチアは、食料を求めアムール川を渡り中国国内に入ったことが衛星発信器の信号から明らかになり、ロシア側は中国側にトラ捜索への協力を要請する準備をしていると報じられていた。
自然保護区では、クーチアを撮影するため遠赤外線カメラ60台余りを設置。またトラの行動に影響を与える捕獲器などの撤去も検討しているという。
レコードチャイナ 2014年10月13日