「濃いお茶は心臓病の原因になるので要注意」、「ハチミツを食べると毒になる3タイプの人」など、一般に広く伝えられているこれらの健康関連情報の真偽を見極める方法はあるのだろうか? 国家衛生・計画出産委員会はこのほど、巷に溢れる不正確な情報を是正するため「2015年版中国国民健康素養‐基本知識とスキル」、略称を「健康素養66条」とするガイドラインを発表した。人民日報が伝えた。
国家衛生・計画出産委員会の統計データによると、2013年時点で健康に関する素養を備えている中国人の割合は9.48%、2008年の6.5%に比べると3%上昇したものの、全体的なレベルはまだまだ低い。「健康素養66条」には、中国の都市・農村住民が身につけるべき基本的な健康知識・理念、健康的なライフスタイルや行動、基本的な健康関連スキルなどが網羅されており、国民の健康素養レベルを評価する上での重要なガイドラインとなる。
国家衛生・計画出産委員会宣伝司の毛群安・司長は「当面の問題は、情報が不足していることではない。むしろ人々の生活には健康関連情報が氾濫している。だが、どの情報が権威ある情報源から発せられた信頼に足るものなのかを、人々が見極めることは難しい。今回発表された『健康素養の66条』は専門家も認める、人々が知るべき基本的な健康知識とスキルの集大成だ」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月29日