2016年の春節(旧正月。今年は2月8日)を目前に控え、このほど明海大学と朝日大学の理事長である宮田淳氏が人民網の取材をうけ、人民網を通じて中国のネットユーザーに新年の挨拶をした。宮田氏は「両国の発展のため、2016年も明海大学と朝日大学は引き続き中日友好のために力を尽くし、若い世代の関係構築を強固にすることに邁進していきたい」と語った。
明海大学と朝日大学は姉妹校であり、前身はそれぞれ1970年代頭に創立した城西歯科大学と岐阜歯科大学。宮田氏の紹介によれば、歯学の領域において両大学は1980年代より中国の関係大学と姉妹校協定を締結し、現在まで日中友好に基づき、歯科医学の発展を目的とした交流を続けているという。また日本科学技術振興機構の「日本・アジア青少年サイエンス交流計画・さくらサイエンスプラン」に参加し、中国人学生に日本で最先端科学技術を学ぶチャンスを提供している。
この他にも明海大学と朝日大学は留学生別科を設置し、現在までに1300人以上の日本の大学への進学を希望する中国人留学生を受け入れ、日本語及び日本文化に関連する知識を教えている。2012年には前理事長の宮田侑氏の長年の功績が認められ、中国政府から中国国家友誼賞を授与された。宮田淳氏は「中日関係の良し悪しに関わらず、明海大学と朝日大学は常に中日友好に尽力してきた。中国政府にその点を認められて非常に光栄だ」と語った。
新しい一年を迎えるにあたり、宮田氏は「明海大学と朝日大学は引き続き中日友好のために力を尽くし、若い世代の関係構築を強固にすることに邁進していきたい」としたほか、人民網のネットユーザーに対し「心より人民網の皆様に祝福を申し上げます。申年の吉祥と幸福、平安、健康をお祈りいたします」と新年の挨拶をした。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月6日