外国人の中国旅行がスタートした1980年代以降、インバウンド観光は急成長を遂げた。中国を訪れる外国人観光客のショッピング事情も、少しずつ変化してきた。最初は、純粋な「お土産・記念品」に限られていたが、次第にさまざまな「メイドインチャイナ」製品に拡大していった。中国を訪れる観光客や留学生などの外国人が、自国へのお土産にどんなものを買うのだろうか?彼らの買物袋の中身を、ちょっと覗かせて頂こう。人民日報海外版が伝えた。
〇ロシア人:中国医薬、書道用品、伝統的な装飾品
ほとんどの外国人は、中国伝統の特色を備えた製品に興味を抱く。ロシア出身の女性、クリスティーナさんは、中国で暮らして7年になる。彼女が最も頻繁に買うのは中国医薬だ。中国医薬のほか、中国の書道が大好きな彼女は、装飾された書画を数多く収集している。その趣味が高じ、自ら書道も学び始め、今では、以前はチンプンカンプンだった書物の簡単な漢字を書けるようになった。クリスティーナさんの友人、タニアさんは、初めて中国に来たとき、刺繡が施されたシルク製の毬、扇子、中華風飾り結び、香袋など、ありとあらゆる中国伝統の装飾品を買って帰った。