2013年には4回外遊し、13カ国を公式訪問した。2014年には7回外遊し、18カ国を国賓として訪問した。2015年には8回外遊し、足跡は14カ国に及んだ。2016年には中東3カ国を初めて訪問した。中国国家主席就任から3年で、習近平主席はすでに50カ国近くを訪問し、世界五大陸の重要な国や地域との外交をほぼ実現した。中国新聞網が伝えた。
この過程において、中国が一貫して堅持している平和共存五原則などの外交伝統は継続され、同時に外界も中国外交が新たな情勢下で静かに変化していることに注目し、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係の構築が中国のコミュニティを拡大する有効な方法となりつつある。
「協力・ウィンウィンを核心とする新型の大国関係は一方では大国との関係に、一方では近隣諸国との関係に、また様々な大国間の場に体現されている」。中国国際問題研究院の阮宗沢副院長は中国新聞社の取材に「中国は現在行動によって、勝つか負けるかの冷戦思考を排除し、ゼロサムゲームの考えを捨て、互恵・協力を基礎に共同発展を実現するよう告げている」と述べた。
新たに台頭した世界第2の経済大国に対する米国の微妙な心理に対して、習主席は「新型の大国関係」の構築を提唱した。「サニーランズ会談」から「瀛台夜話」、そしてワシントンでの中米首脳会談と、習主席は言葉と行動によって、平和と協力の何たるかを世界に告げてきた。
ロシアについては、習主席はプーチン大統領と3年間で15回会談した。これは両大国の包括的・戦略的協力パートナーシップの積極的な発展の勢いを示している。
EUについては、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、英国、フランスなど欧州の重要な国とEU本部を訪問し、中国に対するヨーロッパの新たな認識を自信を持って覚醒させた。