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年画、切り紙細工などの中国伝統工芸は閑古鳥 若者に合わせた工夫が必要 (3)

人民網日本語版 2016年02月22日08:23

新たな活路を必要としている伝統手芸

北京民俗専門家の高巍氏は、「民芸品がこれまで長く伝わり、歴史で生き残ってきたのは、庶民に歓迎されてきたから。ただ、今の時代とは少し隔たりがある。その隔たりは親近感。今の消費の中心層は若者で、民芸品に興味を持ち始めている。お正月用品の影響力が薄れたのではなく、それをどのように今の時代に合わせるかがカギ」との見方を示す。

どのように、新たな形を見付けるかは、決して簡単なことではない。

胡同と呼ばれる古い路地の街並みが残り、700年以上の歴史を誇る北京の「南鑼鼓巷」の商会会長・徐岩氏らは約6000万元(約10億2000万円)を投じて、南鑼鼓巷に無形文化遺産拠点基地を設置。泥人形工芸職人・姚暁静さん、鼻煙壺(嗅ぎたばこ入れ)の職人・高東昇さん、京劇で役者の顔に施す化粧法・臉譜の職人・趙永岐さんなど、無形文化遺産の継承人15人を無料でここに招いた。「政府からの一定の補助金ももらうだけで、なにか別の事をしようとする能力や気持ちがない無形文化遺産の継承人もいる。社会一般の力を利用して、匠の技を持つ高齢の職人と、若年化している市場をドッキングさせたい」と徐氏。「芸術が分からない庶民はいないが、庶民のことを理解していないアーティストはいる。数百年も続いてきた手工芸は、新たな活路を必要としている」。

「人民網日本語版」2016年2月22日


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