国家禁毒委員会は18日、「2015年中国麻薬状況報告」を発表した。
報告によると、現在中国各地の麻薬犯罪では銃と麻薬が絡む事件、武装麻薬密売事件が時折発生し、組織化、暴力化、武装化の特徴が一層強まっている。青少年を中心とする合成麻薬乱用問題が際立ち、麻薬使用者の低年齢化傾向が明らかで、18歳未満の麻薬使用者の割合は1.8%に達する。
中国国内のヘロインとメタンフェタミンは主に「ゴールデントライアングル」のミャンマー北部から流入し、「黄金の三日月地帯」のヘロイン、南米のコカインも一部流入している。
インターネットを利用した麻薬密売問題も際立ち、昨年中国各地で摘発されたインターネットを利用した麻薬事件は1万5000件、閉鎖された麻薬関連サイトは832、閉鎖された麻薬関連通信アカウントは576万8000、ブロックした国外の麻薬関連違法サイトは1471に上る。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月19日