英国ロンドンのトラファルガー広場で最近開催された、中国の春節(旧正月、今年は2月8日)を祝うイベントが幕を下ろした。同イベントは、アジア以外で開催される春節を祝うイベントとしては最大規模で、約70万人が訪れた。取材では、多くの現地市民が同イベントに積極的な評価を下し、現地の華人にとって大切な行事となっているだけでなく、現地人が中国文化を理解する窓口となっていると見られていることが分かった。新華社が報じた。
英国で春節ブーム
今年は春節が英国でも盛大に祝われ、華人団体や学連機関が記念イベントを開催したほか、多くの大学や文化機関、企業もこの日に注目した。
今年初め、ロンドンのナショナル・ギャラリーは、市民、特に子供のいる家庭を対象に、春節を体験するイベントを開催。参加者は、名画の中から十二干支を探したり、お面を作ったり、中国の伝統楽器を学んだりして、中国の春節文化に触れた。また、ロンドン博物館の分館・ドックランズ博物館は、重慶川劇院のアーティストと連携し、来場者に四川省に伝わる古典劇・川劇を至近距離で体験してもらったほか、各種イベントを通して、春節のムードを味わってもらった。
その他、英国の商人たちも春節にスポットを当てるようになっている。ウィルトシャーにあるカントリー・ハウス・ロングリートやロンドンのチズウィック・ハウス&ガーデンズは、四川省自貢市のちょうちん職人と共に、中国ちょうちん展を開催し、数万人が訪れた。