〇公安部は中関村に外国人永住サービス窓口を設ける。また、中関村の海外ハイレベル人材による永住申請の審査期間を、従来の180労働日から50労働日に短縮する。
〇中関村の市場化に絡む海外人材による永久申請にポイント評価制度を導入する。
〇大学院博士課程修了以上の学歴保持者または中関村で長く起業している外国籍中国人に対し、永住申請の「簡便化」を実施する。
〇海外の大学に在籍する外国人学生による中関村での短期インターンシップ実施を許可する。
〇北京の大学で学ぶ外国人留学生が中関村で兼業や起業を行うことを許可する。
これ以外の政策10項目は、公安部が2015年7月1日より実施している、上海科創センター建設を支持するための出入国政策・措施を北京市行政区域全体に拡大、実施するもので、具体的には次の内容が盛り込まれている。
〇給与収入や納税額が規定レベルに達する外国人の永住許可申請を認める。
〇海外ハイレベル人材の就業・居住資格から永住居留資格への資格転換をスムーズに行う。
〇中国国内の大学・大学院を卒業した外国人留学生による革新・起業活動を認める。
〇外国人および香港・マカオのハイレベル人材が、外国人の家政婦を雇用することを許可する。
これらの政策・措施は、上海での施行後、かなり好ましい効果が得られている。今回、北京に施行範囲が拡大されたことで、より良好かつスピーディな出入国をめぐるソフト面での環境が北京の革新的な発展に提供される見込み。
公安部中関村外国人永住サービスセンターは、2016年3月1日に営業がスタートした。同センターは、中関村国家自主革新モデル地区で就業・革新起業を行う外国人を対象に、出入国政策・措置に絡む永住・居留許可申請およびビザ申請の受理・審査業務、各種証明書発行業務、相談サービス業務を展開する。北京は、同センターのほか、東城区安定門東大街2番にある北京市出入国管理局と首都空港口岸出入国管事務室において、新出入国政策・措置の条件を満たす外国人を対象とした関連業務を実施する。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月1日