美しい顔は目の保養になるだけでなく、記憶力も良くしてくれる。米イーストカロライナ大学の心理学者が記憶力テストを行ったところ、美しい顔を見た人の方が高得点を記録した。これは魅力的な人が、頑張って好印象を与えようという意欲を掻き立てるからだ。生命時報が伝えた。
研究チームは58人の大学生(同性愛者を除く)を選び、異性の写真を7秒間見せた。うち半数の被験者にはルックスが普通の人の写真が配られ、もう半数には美男美女の写真が配られた。被験者は写真を見る間、同じ物語を聞かされた。研究者はその後被験者に6つの質問をし、詳細な点を振り返る能力を判断した。試験結果によると、普通の写真を見せられた人よりも、美男美女の写真を見せられた人のほうが、物語の詳細な点を記憶していた。また女性の被験者よりも、男性の記憶力の方が魅力的な顔による影響を受けやすかった。
この研究成果によると、魅力的な顔は異性を求める人の短期的なターゲットになる。人々は知性を発揮し、この未来の恋人の心を動かそうとする。男性のほうが、美女から影響を受けやすい。進化の面から見ると、これは男性のほうが異性を求める時に競争相手と戦い、苦労することが多いためだ。彼らは未来の恋人に良き印象を残すため、秀でた才能を示さなければならない。そのため美女を見ると、脳全体が「戦闘状態」に入るのだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月15日