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通信博覧会「CeBIT」、中国の革新に世界が注目

人民網日本語版 2016年03月17日14:34

ただの電球がネットワークに接続することで、携帯アプリで便利に操作できる照明機器、Wi-Fi中継器になる――。成都光合作用公司の創業者である張祠瑞氏(30)が率いるチームは、独ハノーバーの展示館で、来場者に革新的な成果を展示した。モノのインターネットの通信技術とスマートホームの概念を融合させ、独自に開発した通信プロトコルを使うことで、スマート照明ネットワークを形成する。張氏は、「独自の技術革新力により、中国の次世代革新型企業は自信をもって国際的な見本市に挑める」と話した。経済参考報が伝えた。

「デジタル経済」は2年連続で、ハノーバー電子製品、情報機器及び通信博覧会「CeBIT」のテーマになっている。クラウドコンピューティング、ビッグデータ、モノのインターネット、人工知能などの新技術の応用は、情報・通信業界の発展に持続的に影響を及ぼし、世界の経済デジタル化へのモデルチェンジを力強く促している。今年の中国大陸部の出展企業は500社以上で、ファーウェイやZTEなどのグローバル企業のほか、中小のベンチャー企業も含まれる。中国企業が展示する技術・製品・サービスの革新力は注目を浴びている。

ファーウェイはオープン・アーキテクチャをベースとする世界最速の32ソケット・サーバ「KunLun 9032」を発表したほか、ドイツ・テレコムとの提携による「オープン・テレコム・クラウド」サービスの開始を宣言した。

ZTEはスマート検針システム間の小容量ファイルの長距離送信の需要を満たすLoRa通信技術に基づくスマートメーターを展示した。同社はまた、健康状態を複数の指標で管理するヘルスケア新製品、街灯・充電スポット・基地局・スマート都市の情報収集を一体化させるスマート街灯総合ソリューションプラン「ブルーピラー」を発表した。

国際協力の深化も、世界のデジタル経済発展の流れとなっている。中国ITベンダーの浪潮集団の海外市場部総経理である郭金銅氏は、「CeBITにおいて、多くの外国企業が自ら中国の展示企業と業務提携を持ちかけてきた。先進国の企業は近年、中国企業への重視を強めている」と述べた。

郭氏は、「インテルやIBMなど米国の大手IT企業と比べ、中国企業の革新には柔軟性と開放性という強みがある。米国企業との技術・製品・サービスの品質の差を詰めた中国企業は欧州の取引先にとって、迅速に対応し、自社のニーズに合ったソリューションプランを提供できる企業となっている」と指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年3月17日

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