上海の老舗キャンディブランド「大白兎」はこのほど、仏人気ブランドと提携して限定版商品を発売した。価格は上乗せされたが、贈答用パッケージの「見た目の良さ」を目的に高額のキャラメルを買い求める消費者もいることは確かだ。広州日報が報じた。
今回の限定版「大白兎」キャラメルには、「匠の精神」が発揮されている。「大白兎」キャラメルは、これまで長期にわたり、国民から大きな人気を博してきた。だが、シンプルな包装と固定されたスタイルのため、その全体的な収益力は、決してバラエティや多元性に富むものではなかった。モノが溢れ、消費が多様化し、それに応じてニーズも多様化している今の時代において、長い間代わり映えしなかった「大白兎」キャラメルは、やや時代に取り残されている感が否めなかった。
「大白兎」は、フランスの人気ブランドと提携し、青とピンクの2種類の限定版贈答箱入りキャラメルを発売した。この限定版は、さまざまな消費者の需要を満足させただけではなく、「大白兎」キャラメル市場をさらに広く開拓することを可能にした。これまで製品構成が単一でシンプルな包装だったこのキャラメルは、絶え間ない改善、より豊かなバラエティ、個性化された市場ニーズへの対応を追求している。その中に一貫しているのは、まさに「匠の精神」であると言えよう。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月17日