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バミューダ・トライアングル、沈没は水中クレーターが原因か

人民網日本語版 2016年03月16日08:23
バミューダ・トライアングル、沈没は水中クレーターが原因か

魔の海域と呼ばれるバミューダ・トライアングルでは、昔から多くの船の失踪事件が伝えられてきた。船は短時間内に跡形もなくなり、まるで海に溶け込んだようになる。この神秘的な現象の原因は、これまで究明されていなかった。ある科学者はこのほど、バミューダ・トライアングル付近の海域で、複数の巨大な水中クレーターを発見した。科学者はこれにより、同海域の船舶の失踪について納得できる説明が可能になると判断している。中国日報網が伝えた。

ノルウェー北極大学の研究者は、バミューダ・トライアングル付近のバレンツ海の海底に、複数の巨大なクレーターを発見した。これらのクレーターの幅は半マイル(約805メートル)、深さは150フィート(約46メートル)に達する。科学者によると、同海域の海底の奥深くには、多くの天然ガスが埋蔵されている。天然ガス(主要成分はメタンガス)が長年に渡り徐々に漏れ、蓄積し、海底にクレーターを形成した。この内部にメタンガスが充満する空洞は、最終的に爆発する。

研究者は、海底の爆発により海面上を航行する船舶が危険に晒され、バミューダ・トライアングルにおける船舶失踪の真の原因となったと分析した。今回の研究に関する詳細な内容については、来月開催される欧州地球科学会議(European Geosciences Union General Assembly)の年次総会で報告される。

ロシア人科学者は昨年、「バミューダ・トライアングルはメタンハイドレートの一連の反応による産物とする観点がある。メタンハイドレートは分解により気体となるが、これは核反応によって生まれる大量の気体と同じく、海の水温を上げ沈没事故を引き起こす」と分析した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年3月16日


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