中国の家電大手・美的集団は17日に公告を出し、同社は日本の家電大手・東芝株式会社との間で、東芝の白物家電事業の買収について、了解覚書を締結したことを明らかにした。美的は買収を通じ、東芝の白物家電事業子会社「東芝ライフスタイル」の株式の大半を取得する見込みだ。「京華時報」が伝えた。
公告によると、買収の内容を確定するための話し合いが続けられており、美的は速ければ今月末にも正式合意に調印するとしている。また美的によると、東芝の白物家電事業の買収は、美的集団のグローバル経営戦略の重要な一歩だ。東芝の家電事業との調整を効果的に進めることで、美的はアジアや世界の白物家電分野におけるトップ企業になることが期待される。日本や東南アジアを含む重要市場で、事業をさらに拡大し、販売ルートを一層強化するとともに、特許技術の応用やブランドをめぐって、世界の家電分野で高い知名度と突出した実力を誇る東芝の強力な支援を得ることになり、美的集団のグローバル競争力が向上することが予想されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月18日