オーストラリア財務省のスコット・モリスン大臣は23日、中国のプライベート投資法人の月亮湖投資公司が出したオーストラリアのタスマニア不動産会社の買収申請が、このほどオーストラリア政府によって認可されたことを明らかにした。この会社は同国最大の乳製品メーカー・ファンディーメンのオーナーだ。新華社が伝えた。
月亮湖は昨年11月、2億200万ドル(約226億178万円)でタスマニア不動産会社を買収した。モリスン大臣は買収の認可についての声明の中で、「このたびの買収が現地の経済に与える影響という側面を詳細に検討した結果、このたびの買収は国の利益に合致するものであること、とりわけ国の利益では税収への影響を考える必要があることを認識した」と述べた。
またモリスン大臣は、「取引双方は外国投資審査委員会(FIRB)の認可を受けて拘束力のある買収契約を結んでおり、取引はまもなく完了する。この取引はタスマニア州の乳業の雇用・投資の増加を保障するものとなる。オーストラリアはこれまでと同じように国の利益と衝突しない海外からの投資を歓迎し、支援する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月24日