エアバス社は27日、天津市にあるワイドボディ機「A330」の組立・引渡センターが2月に基礎工事をスタートすることを明らかにした。完成すれば現行のエアバス天津引渡センターが拡張されることになり、「A320」とA330の引き渡しができるようになる。
エアバスは昨年7月2日、天津保税区および中国航空工業集団と、エアバス本社があるフランス・トゥールーズで新センター建設の枠組合意に調印した。
新センター建設はエアバス天津組立ライン第2期協力計画の一環であり、同計画の期間は2016年から25年まで。A320に関しては、エアバスは提供先を中国の顧客だけに限らず、アジア市場全体をターゲットにしていく。また新センター建設は、エアバスの欧州以外での初のワイドボディ機をめぐる協力プロジェクトであり、第1号機は17年の完成を予定する。
新センターで来月に基礎工事が始まるだけではない。エアバスは15年に各項目の目標を超過達成しており、たとえば、データによると15年には世界各地に分布する顧客85社(このうち10社は新規顧客)に635機を引き渡しし、同社の引き渡し数の記録を更新したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月28日