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人民網日本語版>>経済

欧州が中国企業の投資買収の新ホットポイントに

人民網日本語版 2016年02月25日08:19

今年2月初め、中国化工集団公司は約430億ドル(1ドルは約111.7円)で世界最大の農業化学・種子メーカーであるスイスのシンジェンタを買収する意向を明らかにした。取引が成立すれば、中国企業の海外買収金額の記録を更新することになる。……ここ数年、中国経済の成長にともない、中国の海外投資が増加を続け、欧州が投資や買収の新たなホットポイントになっている。2015年の中国の対欧州投資は過去最高を記録した。

15年3月、化工集団は約71億ユーロ(1ユーロは約123.0円)でイタリアの大手タイヤメーカー・ピレリを買収することを発表した。同年7月、海航集団有限公司は世界最大の空港業務(グランドハンドリング)サービス・貨物サービス企業のスイスポート・インターナショナルを買収した。……過去10年間の経済成長にともない、中国がこれまでに世界で行った投資は総額1兆ドルを超え、5年前の3倍に達した。ドイツの中国研究センター・メリクスと米国の調査会社RHGがこのほど発表した研究報告によると、このような変化により中国はグローバル海外投資の中のとりたてて注目されることもない参加者から、重要な役割を担う不可欠の存在へと生まれ変わり、世界の海外投資の約10%を占めるようになった。最も目を引くのは、15年に対欧投資が記録を更新して、200億ユーロに達し、14年に比べ33%増加したことだ。過去5年間の中国の対欧投資は年平均100億ユーロに達したが、5年前はわずか10億ユーロだった。同報告は、中国の海外投資の上昇傾向はこれからも続き、今後5年間は毎年2千億ドルに達すると予想する。

フランスのネオマビジネススクールの張海晏教授(アジア商業戦略管理)は、「各方面のデータが示すように、中国の対欧投資が大幅に増加している。中国の大手企業、特に技術集約型企業は、チャンスをつかまえて世界的企業の仲間入りを果たしつつある」と話す。

中国の対欧投資戦略が今、変わりつつある。投資はもはや特定の国の特定の分野に限られることなく、投資先はハイテクから先進的サービス業まで、有名ブランドから一般的な消費財までと幅広い。統計によると、15年の中国の対欧投資が活発だった分野は、自動化技術、不動産、観光、科学技術情報、金融だ。中国経済のモデル転換にともない、中国の海外投資は先進的製造業や現代型サービス業、不動産業などに人気が集まっている。

同報によると、中国の対欧投資の70%は国有企業によるもので、投資が最も多く集まるのは英国、フランス、ドイツというこれまでの伝統的な投資先国だ。


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