カナダ・バンクーバーで17日に開かれたハッキングコンペ「Pwn2Own」で、中国の360Vulcanチームがわずか11秒で、最も難度が高いとされていたGoogle Chrome破りに成功し、システムの最高権限を手にした。京華時報が伝えた。
Chromeは、グーグルのセキュリティ対策技術の最高水準を示す。グーグルはハッカーの神童が集結した世界的に有名なチーム「Project Zero」の他に、1000台以上のサーバーによるデータマイニング技術により、Chromeなどの製品の脆弱性テストを行っている。その計算能力は先日行われた人類と人工知能による囲碁の対局で、イ・セドル氏から勝利を収めた囲碁プログラム「AlphaGo」にも劣らない。
Chromeはこれまでの同コンペで、ハッカーにとって最大の試練とされていた。Chormeを破り、システムの権限を手にすることは、「ミッション・インポッシブル」とされていた。
360Vulcanチームは360インターネットセキュリティ革新センターのセキュリティ研究チームで、主にソフトの安全面の脆弱性を調べ、メーカー側に修正を求めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月18日