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人民網日本語版>>経済

日本の「インダストリー4.0」を軽視するな

人民網日本語版 2016年03月19日15:59

2013年にドイツで行われた世界最大の産業見本市「ハノーバーメッセ」で提起された「インダストリー4.0」は、その後急速にドイツのもう1つの名刺になった。おそらく誰も予想しなかったことだが、ドイツと同じくグローバル製造業の第2グループに入る日本では、2010年の段階で「インダストリー4.0」の概念が提起されており、中味はドイツの概念と同工異曲だ。日本版インダストリー4.0の提唱者は日本ネット業界のリーダー的人物の藤原洋氏。氏は著書「第4の産業革命」の中で、日本版インダストリー4.0の概念は製造業に限られたものではなく、世界のすべての民族、すべての国家、すべての産業に共通する「第4の産業革命」だと強調した。目的は世界が持続可能な発展を遂げることにあり、その中にドイツのインダストリー4.0も含まれる。中国証券報が伝えた。(文:張鵬)

同著書は第一次産業革命(英国の動力源と蒸気機関の革命)、第二次産業革命(ドイツと米国の重工業革命)に続く第三次産業革命(米国の情報技術<IT>革命)がもたらした「エネルギー環境問題」に軸足を置き、第四次工業革命(環境エネルギー革命)の歴史的必然性、革命の発展を推進する原理と具体的技術の本質、世界と日本の現状および具体的方針を説明する。

一般的に、ドイツを代表とするインダストリー4.0はモノのインターネットとスマート製造業が主導するもので、プロジェクトには主に3つのテーマがある。1つ目は「スマート工場」で、スマート化された製造システムと製造プロセス、およびネットワーク化された分布式の製造設備の実現を重点的に研究することだ。2つ目は「スマート製造」で、主に企業全体の製造・物流管理、人と機械の連動、工業製造プロセスにおける3D技術の応用などに関わることだ。3つ目は「スマート物流」で、主にインターネット、モノのインターネット、物流ネットワーク、総合的物流資源を通じて、既存の物流資源の供給側の効率を十分に発揮し、需要側がふさわしいサービスを迅速に受けられ、物流面の支援を得られるようにすることだ。


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