外交部(外務省)の陸慷報道官は18日の定例記者会見で、中国とガンビアとの国交回復問題について質問に答える中で、「ガンビアは国交回復の意向を示した際、いかなる前提条件も持ち出さなかった」と述べた。
陸報道官は、「中国とガンビアが外交関係を正式に回復することは、水が川となり、瓜が熟して落ちてくるようなもあので、両国と両国国民の根本的利益に合致する。ガンビアは国交回復の意向を示した際、いかなる前提条件も持ち出さなかった。ガンビアの指導者は、中国との国交を回復することはガンビア国民の利益にかなうことであり、このために今回の正しい決断を下した、との見方を示した」と述べた。
また陸報道官は、「現在、中国とアフリカ諸国は中国・アフリカ協力フォーラムのヨハネスブルグサミットの成果を全面的に実施しているところで、ガンビアは自動的にフォーラムの加盟国となり、『中国・アフリカ十大協力計画』に関与する資格を得た。今後、両国は農業・漁業、加工製造業、投資貿易の円滑化、インフラ建設、人材資源の開発、人的・文化交流などの分野で優先的に相互利益の協力を展開していく」と述べた。
同部の王毅部長とガンビアのネネ・マクドゥアル・ガイ外相は17日に北京で、「中華人民共和国とガンビア共和国の外交関係回復に関する共同コミュニケ」に調印し、両国は即日、大使レベルの外交関係を回復した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月19日