検索大手・百度の技術副総裁である王海峰氏は3月22日、百度が開催したイベント「音声検索開放デー」に出席し、百度の音声認識能力について、「百度の音声検索は、音声認識と検索の単純な組み合わせではない。この機能は理解と思考が可能で、最終的に人々がより便利かつ自然に情報を入手する一助となる」と述べた。京華時報が伝えた。
百度はトップクラスの人工知能技術と大規模なインターネットビッグデータにより、音声認識の正解率を大幅に高めた。百度の検索製品デザイナーの景鯤氏はイベント会場でデモンストレーションを行った。例えば、ユーザーが「孫莉(スン・リー)のテレビドラマ」を検索する場合、検索エンジンはまず注目度の高い「孫儷(スン・リー)のテレビドラマ」という検索結果を表示する。その後、音声で「茉莉の莉」と補うだけで、百度音声検索の人工知能はこの言葉の上と下を結びつけ、正確に理解した上で、「孫儷のテレビドラマ」を「孫莉のテレビドラマ」に訂正する。
モバイルネットワーク時代に成長した若者は、モバイルコミュニケーションに慣れているため、音声製品を受け入れやすい。調査結果によると、若いネットユーザーの約半数が、音声検索を使用する機会が増えていると回答した。百度音声検索ユーザーのうち、90年代以降生まれの人が50%弱に達し、その需要は情報収集、映像作品、ゲームの検索に集中している。人と携帯電話の対話は、微信(WeChat)の友人同士の音声を使ったやり取りのみではなく、人と機械の交流に用いられるようになるかもしれない。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月25日