中信集団と百度は北京で18日、双方は戦略的パートナーシップ協定を取り交わし、中信集団傘下の中信銀行と百度が共同で百信銀行を設立すると発表した。インターネット企業と従来の銀行が深いレベルで提携し、強者連合で設立した中国初の直営銀行となる。中国経済網が伝えた。
また、中信銀行と百度はそれぞれ、金融包摂に関する具体的措置を発表した。中信銀行は、12月1日より、個人オンライン銀行の分野で、振替手数料の無料化をスタートする。百度は、第三者決済サービス「百度銭包」(百度ウォレット)で、「いつでも現金の払い戻しプラン」を打ち出した。これは、百度ウォレットを通じ、消費者がただちに1%の現金の払い戻しを受けられるというサービスで、このプランはいつでも適用される。
百度ウォレットは今年に入り、飲食・チケット・団体購入などの消費者サービスを揃え、百度モバイル、百度糯米(団体購入サイト)、百度マップ、百度テイクアウトなどと連携し、急速に市場シェアを拡大している。易観智庫が今年9月に発表した「2015年第2四半期中国第三者モバイル決済市場四半期モニタリング報告書」によると、百度ウォレットユーザーのアクティブ度は、市場トップ3に入っており、百度ウォレットは、ユーザ―・アクティブ度の成長スピードが最も速い第三者決済システムとなった。百度O2Oサービスの主要構成要素である百度ウォレットは、今回の百信銀行との提携により、データ・ユーザー・マーケティング開拓などの各分野で、お互いに支え合うことになるだろう。百度会長兼CEOの李彦宏氏は、「大勢のユーザーが、百度ウォレットで節約した現金を百信銀行に預けてくれることを期待している。そして、百信銀行の資産運用商品を通じてより多くの収益を得ることで、自分や家族がより幸せに満ちた生活を送ることを願っている」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月20日