1歳の時の誤診により黄鑫さんは視力を失ったが、活動的な黄さんは家に閉じこもっているのが好きではない。黄さんは、「昔は外出時には友人に何度かついてきてもらい、周辺に何があるのかを教えてもらった。私は歩きながら、ルートを暗記した。今では百度地図があり、ナビに従うだけでよくなった」と話した。北京晨報が伝えた。
科学技術の力によって製品と生活をより良く結びつけることで、社会的弱者の生活上の困難を解決することができる。黄さんは地図のほかに、携帯アプリで出前を取ることもあるという。「私は今や、完全に一人だけで生活できる。インターネットのツールが登場してから、生活がますます便利になってきた」。
技術は社会的弱者の生活をより便利にしている。検索大手・百度が開発した視覚障害者用の検索機能を使えば、より便利にネット上の情報を入手できる。この機能は特殊なモバイル装置を使い触覚とインターネットを結びつけ、タッチや音声などの入力方法を用いている。視覚障害者は健常者と同じく、スムーズに情報を入手できる。百度は昨年10月、中国盲人協会、海淀区盲人協会と協力し、外出時や娯楽など、生活上の問題解消をするために、数十人の視覚障害者に百度のスマートハード製品「百度酷耳」を寄贈した。同製品はスマート音声認識ブルートゥースイヤホンで、ブルートゥースと携帯電話を結びつけることで、音声認識によるダイヤル、ショートメッセージの送信、情報検索、ナビゲーションなどの機能を実現できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月5日