中国華信が買収したチェコのサッカークラブ。
中国企業の大規模な投資にチェコのメディアは注目している。チェコのラジオ局、ラジオ・プラハは「チェコはついに他の東欧諸国の後れを取らず、中国との協力によってさらに大きなパイを得ることができた」と報じた。チェコの産業貿易相は「チェコは今中国からの投資の高まりを迎えている」と指摘した。ゼマン大統領の報道官は先日「習主席のチェコ公式訪問は中国からの投資の第2の波を巻き起こす。総額は18億ドルを超える見込みだ」と述べた。チェコのアナリスト、ルカシュ・コヴァンダ氏は「中国の対チェコ投資拡大は積極的なシグナルであり、チェコの経済が安定し、投資環境が優れていることを示す。こうした投資はチェコの経済成長を推進し、失業率を引き下げる助けにもなる」と指摘した。
昨年9月23日、中国とチェコの初の直航便である海南航空の北京―プラハ航路が就航した。チェコは中国人観光客の増加を望むだけでなく、「一帯一路」の空の中枢の一部となることを望んでいる。チェコの駐中国大使は「チェコは物語に富む国であり、直航便の就航は特別でロマンチックな物語の新たな1ページが開かれたに等しい」と指摘した。
海南航空プラハ事務所の郭凱華社長によると、今年3月18日までに北京―プラハの直航便は延べ122便往復し、延べ2万人以上の乗客を輸送した。プラハからの便は外国人乗客の割合が高まり続けており、現在ではチェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアなど中・東欧諸国を中心に約36%が外国人乗客だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月28日