スマートシティ、暮らしに新鮮な彩りを添える (3)

◆スマートハウス

スマートハウスは目下、非常にホットなキーワードとなっている。その具体的な定義を知らなくても、この字を見るだけで次のような光景を想像できるだろう。朝起きるとカーテンが自動的に開く。家でフィットネスを楽しむ時に、屋内の健康システムが運動のデータと一連の健康データを記録する。小腹がすいたと感じたとき、キッチンの自動調理器がすでに食べ物を用意している。家に友人を招くとき、照明が自動的に「パーティーモード」に切り替わる。

日本の国際電気通信基礎技術研究所は、「BMI（ブレイン・マシン・インタフェース）スマートハウス」の研究に取り組んでいる。屋内に数百のセンサーを取り付け、部屋の「脳」に絶えず情報を伝達することで、屋内の設備が住民の需要に応じ自動的に稼動し、自由に体を動かすことの出来ない人の生活を便利にする。

暮らしを便利にするスマートハウスだが、人々を怠け者にし、生活から楽しみを奪うと指摘する声もある。