「インターネットプラス」の推進に伴い、各業界とインターネットの結合が加速されている。伝統的な自動車業界の「インターネットプラス」は、どのようなサプライズをもたらすのだろうか?中国工程院院士、中国人工知能学会理事長の李徳毅氏は、自動運転車はインターネットの時代に、携帯電話に続く新型デバイスになると予想した。光明日報が伝えた。
昨年12月に浙江省烏鎮で開かれた第2回世界インターネット大会に、百度自動運転車が登場した。百度の上級副総裁兼自動運転事業部総経理の王勁氏によると、百度自動運転車のコア技術は「百度自動車ブレーン」だ。これには高精度地図、測位・感知、スマート判断、制御の4大モジュールが含まれる。百度が自主的にデータを収集し作成する高精度地図には三次元道路状況が記録され、準メートル級の精度の測位を実現する。
米国は2012年に、自動運転車に路上試験の許可を与えた。中国の自動運転車は海外よりもスタートが遅れたが、海外の自動運転車を追い越すことは夢ではない。
王氏は、「新エネ、人工知能、シェアリングエコノミーモデルなど、今日の中国の立場は海外の自動車メーカーと対等だ。百度はコンピュータ視覚、高精度地図・測位、マルチセンサーの融合、スマート判断・ルート検索などの技術を蓄積している。百度はまた、オンライン地図サービスのサプライヤーであり、国内トップクラスの路上データ収集・開発能力を持つ」と述べた。王氏はこれらの長所により、中国の自動運転産業は、海外よりも高度に発展すると判断した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月29日