上海ディズニーランド、開園後は入場制限実施　価格設定は市場分析にもとづき調整 (2)

▽来園客サービスおよびその関連設備の最適化・改善

上海ディズニーランドの試験営業期間中、一部の施設や設備を利用するために、来園客が長時間並ばなければならないという現象が起こった。メーデー連休中に大勢の来園客が詰めかけたことで、解決を要するいくつかの問題が浮き彫りになった。上海ディズニーリゾート公共事務部の王凱・副総裁は、この問題に対し、「上海ディズニーランドは、正式に開園した後、入場制限措置を講じる方針だ。各来園客が、園内で最高の経験ができたと感じ、再びディズニーランドを訪れたいと思って頂けるよう、複数のアトラクションやショーを十分楽しめるよう取り計らう」と述べた。

○各種価格設定は、市場分析に基づき、来園客の意見も取り入れて調整

上海ディズニーの試験営業がスタートして以来、多くのネット民からのフィードバックが得られた。だが、最近の微博（ウェイボー）への投稿や微信（Wechat）の転載には、ディズニーランド周辺部の飲食施設の価格設定があまりにも高いという不満の声が一部に上がっている。

ネットユーザーによる熱い議論に対し、ディズニーリゾート側は「ディズニーリゾートの価格設定システムは、世界の業界の相場を参考にすると同時に、中国市場のニーズも考慮に入れている。我々は、真剣に来場者の意見や提案を集め、検討する構えだ」としている。

上海ディズニーリゾート関係者によると、リゾートエリア内の施設やサービスの価格設定は、掘り下げた市場調査・研究分析に基づいて行われており、調査の対象範囲は、膨大な数の中国人消費者、各業界専門家、現地監督管理部門に及んでいるという。