2016年5月20日  
 

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日本人の英語に対するコンプレックス

人民網日本語版 2016年05月20日09:13

日本では、英語ほど国民的な話題になる外国語はないだろう。最近では、先月に東京工業大学(東京都目黒区)で行われた入学式で、日本人の新入生を前に、三島良直学長が英語で式辞の全文を述べ、議論を巻き起こしている。「英語だけが重要だというような式辞は軽率だ」と批判する声があった一方、「新たな気概を感じた」と賛同する声も上がるなど、さまざまな意見が飛び交った。それでも、三島学長は、「英語で式辞を述べることで、当大学が国際的に一流の大学になるために努力しているという姿勢を示すことができた。大学院については2018年ごろに約9割の授業を英語にする」と語っている。(文:呉宇楨。新民晩報掲載)

この「英語の式辞」をめぐるエピソードは、日本社会の英語に対する注目度を示す一例にすぎない。「英語力」という言葉の存在も、日本人の英語に対する思いを物語っている。そして、「日本人は英語を学ぶ必要が本当にあるのか」という類の話題も日常的だ。現在、日本では2020年東京オリンピックの準備が着々と進められており、開催国として、いかに世界に通じる言語を使って外国人をもてなすかが重要課題となっている。そして、政府から民間まで、英語を学ぶ各種育成プログラムを次々に実施している。過去をたどってみると、日本人は英語に対してコンプレックスを抱いており、「好き」という人も、「きらい」という人もいる。

英語が好きな日本人を見ると、危機感が英語の習得を促し、「英語力」はグローバル化を意味し、グローバル化は競争力の重要な一部分と見られている。


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