上海ディズニー　高額ブライダル事業で財務改善か

ディズニーランドでは長らく、高額の入場料ではなく、ライセンスグッズや飲食部門の売り上げが主な収益源となっている。上海ディズニーランドの公式ホームページによると、夢と物語の結婚式やブライダル写真などのサービスが予約・問い合わせをスタートした。ブライダル写真サービスはセット料金が1万5888元（1元は約16.7円）で、上海ディズニーや上海ディズニーランド・ホテルが撮影場所になるという。

結婚式には3タイプあり、一番安い「愛・仙境奇縁」セットはテーブル1卓あたり1万5888元で、別に15％のサービス料がかかる。一番高い「心・伝世永恒」セットは1卓2万3888元に15％のサービス料がかかる。これまで陳小春と応採児、郭晋安と欧倩怡、王祖藍と李亜男など、大勢のスターが香港ディズニーランドで結婚式を挙げている。報道によると、王祖藍と李亜男の豪華挙式の費用は250万香港ドル（1香港ドルは約14.0円）に上ったという。

このほど発表されたディズニーの2016年第1四半期（1-3月）の財務報告によると、同期の売上高は129億7千万ドル（1ドルは約108.8円）で、調整後の1株あたり収益は1.36ドルだった。1株あたり収益は前年同期比11％上昇し、売上高は同4％増加した。

アナリストはディズニーの第1四半期の営業収入を131億9千万ドル、1株あたりの収益を1.4ドルと予測していた。1株あたり収益予想は5年ぶりの低い予測値だ。ディズニーランドとディズニーリゾートの売り上げは39億3千万ドルで、悪くない数字だが、予想された40億3千万ドルは下回った。業界関係者は、「上海ディズニーランドの開園日が近づき、ディズニーは大陸部市場により大きな期待を寄せている」と分析する。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年5月12日