2016年5月24日  
 

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人民網日本語版>>経済

日本と韓国 観光業、映画・テレビ業が経済を力強く牽引 (2)

人民網日本語版 2016年05月24日08:24

映画・テレビ・アニメ・漫画作品を見ると、日韓の作品の世界市場での普及率・シェアはいずれも高い。特に韓国はゲーム・映画・テレビ産業で強みを持つ。

中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の李天国・補助研究員は、「映画・テレビ作品の普及という面から見ると、韓国の映画・テレビ業は同国の全体的な経済成長期待を引き上げた。これは観光業の牽引だけでなく、化粧品など消費財の輸出にも表れている。例えば、韓国ドラマ『太陽の末裔』は東南アジア、中東、欧州など30カ国余りに輸出されている」と指摘する。

李氏はまた、「伝統的な製造業と比べ、韓国のコンテンツ産業は成長率が高い。2015年、韓国のコンテンツ産業の輸出額は10.5%増加した。中でも、映画・アニメ・漫画などの輸出額の増加率は高く、2015年第4四半期の輸出増加率は100%を超えた」と述べた。

▽変革が待たれるゲーム産業

ゲーム産業を見ると、韓国の近年の成長はややペースダウンしている。携帯端末の急速な普及に伴い、中国のゲーム業界が台頭し、韓国のゲーム産業でかつては90%の成長率を誇ったネットゲームも今は衰退しつつある。現在は、他国(特に中国企業)との共同開発を選ぶ韓国ゲーム会社も多い。

かつては世界のゲーム界を制した日本にも大きな変化が訪れている。20世紀末、任天堂・ソニー・セガをはじめとする日本の家庭用ゲーム機メーカーがゲーム機市場を、スクウェア・エニクス・コナミなどのソフトメーカーがゲームソフト市場をそれぞれ独占し、当時は日本製品が世界のゲーム売上高の70%以上を占めていた。。しかし、モバイルゲームの台頭に伴い、日本のゲーム業界も打撃を受けた。日本にはインターネットプロトコル(IP)面の強みがあり、近年はモバイルゲームなどにも力を入れているが、ゲーム市場の衰退は隠しきれない。2014年の日本のゲーム市場規模は3685億5千万円で、2013年の4089億7千万円と比べると9.9%縮小した。


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