「猿年馬月」の由来は、2つの言い伝えがある。ひとつは民間の俗語から生まれたというもので、「猿年馬月」は天津地方の方言で「何年嘛月」の発音が訛って「猿年馬月」になったと伝えられている。
もう一つの言い伝えは、「猿年馬月」は「驢年馬月」から変化したというもので、「漢語大辞典」に収録されている「驢年馬月」は、「いつのことかわからない年月」と解釈されている。旧暦では、十二支による紀年法が使われており、紀月法についても、5月は草が生い茂り、人も馬も活発に活動を始める月であることから、旧暦5月は「馬月」と呼ばれている。十二支紀年法には、「驢年」は存在しないため、後々には「猿年馬月」に変化したと考えらえている。
12年に1度しかやってこない「猿年馬月」、この千載一遇の機会を見逃す手はない。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月31日