中国気象局が12日に発表した「2015年中国気候報告」によると、同年、中国の平均気温は過去最高で、完全な気象記録が残る1961年以降、「史上最も暑かった1年」となった。新華社が報じた。
報告によると、同年、中国全土の平均気温は摂氏10.5度で、例年より摂氏0.95度高く、過去最高を記録した。
地域別に見ると、全国31省(自治区、直轄市)の気温はいずれも例年より高く、北京市、四川省、寧夏回族自治区、広東省、広西チワン族自治区、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、河南省、貴州省、遼寧省、青海省の10の地域で、過去最高の平均気温を記録した。
暑かったのは中国だけではない。国家気候センターの巢清塵・副センター長によると、同年、気象記録データが残る135年で、世界の平均気温が最も高かった。赤道域、中東、太平洋などの海水温が異常に上昇し、エルニーニョ現象が続いている。15年12月の時点で、1997-98年に次いで強いエルニーニョ現象となっている。
「人民網日本語版」2016年1月13日