2016年5月31日  
 

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人民網日本語版>>経済

マレーシア高速鉄道を日本と争う中国 優位だが変数も (2)

人民網日本語版 2016年05月31日15:45

中国の最大のライバルはやはり日本だ。東南アジアの高速鉄道を研究する万里常安海外リスク研究院の黄日涵院長は、「日本に比べて、中国の高速鉄道技術は全面的で、比較的安い建造費にも高い競争力がある。こうした要因はどれもシンガポール-マレーシア高速鉄道の入札にプラスだが、日本とマレーシアやシンガポールなどの東南アジア諸国との長期にわたる複雑に絡み合った国交関係を考えると、変数もいろいろあり、単に商用運転の観点だけから考えることはできない」と分析する。

▽入札は国内の経験を踏まえるわけにはいかない

盛社長はナジブ首相との会談前日の24日、マレーシアメディアの取材に答え、「安全こそ高速鉄道の基本的要求。中国の鉄道は絶対に安全で信頼できる。これは国際鉄道連合(UIC)も認めるところで、UOCが統計をまとめた過去10年間の世界の鉄道安全状況に関するデータをみると、鉄道の乗客死傷者指数で中国の指数は最も低い。この指数は低ければ低いほど安全であることを示す」と分析した。

ここ数年、中国鉄道事業は急速に発展し、2015年末現在、中国の鉄道営業距離数は12万1千キロメートルに達し、うち高速鉄道は1万9千キロメートルで、世界の高速鉄道営業距離数の60%以上を占め、世界一だ。中国は異なる地質環境や異なる気候の下での高速鉄道の建設・運営で豊富な経験がある。海南島の環状高速鉄道は目下世界唯一の熱帯地域にある環状高速鉄道で、気候や地質環境はいずれもシンガポール-マレーシアの高速鉄道に似ている。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年5月31日


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