2016年6月14日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

虫よけの10大デマ、蚊には好きな血液型がある? (3)

人民網日本語版 2016年06月14日08:22

◆デマ7 虫よけソフトで撃退

真相:オスの蚊は配偶者を求める音波を出すが、すでに身ごもったメスは再び妊娠することを避けるため、出来る限りオスを避けるという。虫よけソフトはこの原理を利用し、オスが飛行中に羽の振動で生む音波を作り、虫よけ効果を発揮する。しかしすべての種類の蚊が、交尾の重複を拒むわけではない。蚊は種類が異なれば、羽の振動の頻度と音波の幅が異なるため、ソフトの音がすべての蚊に効果を発揮することはない。

◆デマ8 ニンニク汁でかゆみ止め

真相:蚊に刺された後にかゆくなるのは、免疫系が体内に侵入した異種タンパク質に対して、大量のヒスタミンを分泌し抵抗するからだ。ニンニクにはヒスタミンの分泌を抑える成分がない。ニンニクに含まれるアリシンはヒリヒリした感覚を生み、かゆみへの注意をそらすが、本当にかゆみを止めるわけではない。

◆デマ9 アルカリ性の野菜を食べて虫よけ

真相:いわゆるアルカリ性の野菜や食べ物が、体と血液のpH値を変えることはない。血液のpH値にわずかな変化が生じただけでも、新陳代謝の乱れが生じ、深刻な場合は命の危険もある。

◆デマ10 肌に止まった蚊を叩き殺すと、真菌感染症に

真相:「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された記事によると、確かに個別のケースが報告されている。57歳の女性が真菌感染症により、脳梗塞を起こし死亡した。研究者はその原因を調べ、真菌に感染したことを確認した。感染の原因は、叩き殺された蚊の死骸の可能性があるという。しかしこの真菌は、免疫力が極端に低い人にしか感染しない。健常者であればその可能性は非常に低い。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年6月14日


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント